



実食レビュー
光きれない哀しい個性
サッポロ一番
麺創研紅監修 濃厚辛味噌ラーメン
少しレビューが遅くなってしまったけれど、ギリギリまだコンビニで売ってるところもあると思う。
実店舗はなんと7種の太さの麺が渾然一体となって椀にひしめき合うという。それは単に雑に麺を切ってるだけなのでは?と素人考えで思ってしまうところではあるのだけれども、今回のカップ麺では7種とまではいかないが3種の太さの麺が存在しているという、なんともユニークな1杯となっている。
写真参照、細・中・太 の3種で、細と中の区別が若干つきづらいが確かに3種、表記通りである。
このカップ麺、どこに重きを置くかで評価がガラッと変わる気がした。
◆3種の麺
パッケージ表記にもある通り、3種の麺を使っていることが最大のポイント、個性の部分なんだろうと思うのだがしかし、説明書を見ない、オプション画面を開かないでゲームを始めるタイプの人には、ぶっちゃけ3種の麺という個性はほぼ伝わらない。すごく乱暴に言ってしまうんだけど、正直口に入ってしまえばよくわからないのだ。特に情報が無い状態ではなおさらわからないだろうと思う。
しかし途中からでもいい、パッケージを見て、3種の麺があるのだという情報を得ると、自然と麺の太さの違いに目がいくだろう。あらためて食べてみて、うん、確かに太さの違いを感じることだろう、がしかし、正直わかりづらいし、3種の太さがあることの良さがイマイチ伝わりづらい感じもある。
そのまま「ん~??」となりながら食べ進めていく中でスープを多めに飲んだ時、おや?となる。
◆スープ
赤味噌、白味噌のコクに、ポーク、チキンのうまみ、ガーリック~~というよくある説明文で、特にスープの優位性が文章からはダイレクトに伝わってこないのだが、実はこのスープ、だいぶ美味い。かなり旨い。
スープ完飲は今日はしないかな、と期待値が低いまま食べ始めたんだけど、気が付けばスープを飲み干していた。ダイエット中だというのに・・・。それくらいにはウマイのだ。
何がどう美味しいのかというと、一番わかりやすいのはしっかりと味噌的なしょっぱさが味わえるコク深いスープに、辛い物好きならちょうどいいくらいの辛さ。苦手な方には結構刺激的だとは思うけれど、決してアホみたいに辛いものではない、ということはしっかり伝えておきたい。
このしっかりとコク深い、シンプルなようで複雑にも思える味噌の旨みと紅の辛み、そして漂うにんにく。旨いに決まっているがしかし、どことなくこのスープにポロイチ感を感じる。サッポロラーメンの味わいが深くにあるのだ。だからなのかもしれない、このスープは飲まざるを得ないと使命感にすら囚われる。
食べ始めはポロイチ感が皆無だが、スープを飲み始めると次第に感じ始めるポロイチの陰。なんでもうまくなっちまうんじゃないか、ポロイチにかかれば。
◆具材
このカップ麺の惜しいところだと思う。具材感がかなり弱い。今回撮影時も、しっかり味噌をスープにいきわたらせようと混ぜたところ、具材が救出不可能なレベルでどこかに消えてしまった。それくらいには具材感が無い。
食べ終わりの頃合いでいくつか小さな肉や野菜を拾い集めることになるが、まぁ少ない。値段をもうちょっとだけ上げて300円台にしていたらどうだっただろうかと考えるが、そうなると手に取らない人も出てくるだろうから難しいところ。
評価:A
ぶっちゃけ3種の麺であることはわりとどうでもよくて、ポロイチの陰を感じるスープの旨さがなにより際立つものであった。これがもし実店舗どおり7種だったならば確かに、界隈をあっと驚かせる一品になっていたに違いないし、口に入ってもその麺たちの存在感は唯一無二だっただろうと思う。
3種程度ではよくわからず、ネガティヴにとらえればどうでもよい個性、ポジティヴにとらえればクラスの仲良し3人組が教室の雰囲気を良い感じにしてくれているような。
しかし教室の空気を実際に作っているのはその3人組ではなく、お調子者で底なしに明るい、アホを演じるオモロイ男子なのである。いなかった?そういうやつ。
もし仲良し7人衆で教室の後ろの席を横一列に陣取っていて、授業中に先生が黒板側を向いている時にウェーブでもしていたら、問答無用でオモロイカップ麺だと言えたことだろう。
ごっつぉーさまでしたっ🍜
元の投稿:X(@DreamyCat_Miyu)
