



実食レビュー
【評価不能】ファミマル「麺屋極鶏 鶏だく かけ極濃鶏白湯ラーメン」
ドロリ濃厚な粘度のある鶏白湯スープ、生麺のような口当たり。至高の一杯が行き着く先を垣間見た。美味しいのかどうかといえば、間違いなく美味しい。
青森県民の私は、そもそも鶏白湯というジャンルにあまり経験、理解が無い。魚介とどギツイ塩とやだらしょっぺぇ醤油で育ってきたのだ。
鶏白湯といえば、確か天下一品もそうじゃなかっただろうか。そう思い起こせば、この粘度のあるスープはまさにそれに近しいものであり、しかしこの麺屋極鶏 鶏だくは、天下一品のそれよりもお利口さんなところでまとまっている。
塩分7g越えでかなりしょっぱいのかなと思いきや、実はそれほどでもなく、少し勿体ないなと感じる部分でもある。どういうことかというと・・・。
スープをひとくち飲んだだけでおそらくわかる、味の中心に位置する何者かが抜け落ちているような感じ。十分しょっぱいのだろうけども、そんなにしょっぱいなと顔をしかめる程でもない。それはこのドロっと粘度のあるスープに理由があるような気がする。このまろやかさの中にしょっぱさが隠れていて、なんか物足りないと思いながらもスープを飲めば飲むほど虜になっていく。
飲まなければ勿体ない、そう思えるスープであることは間違いない。
ひと口目でいきなり襲い掛かってくる旨さではなく、重ねれば重ねるほど旨くなってくるタイプ。
そもそも鶏白湯というジャンルはこういうものが多いような気がするし、これでいいんだよ、と言われれば納得するものでもあるがしかし、しょっぱい民族としては、ひと口目からダイレクトにわかる根幹的な旨さとしょっぱさが欲しいところではある、正直。
スープを作り上げるのは3つの小袋。なんとすべて食べる直前に入れるもので、これには入れる順番やそのスピード感も重要になってくる。
今回は先に粉末を入れてよくかき混ぜ、最後の液体を入れた。粉末がダマになりやすいため要注意。ひたすらよくかきまぜて欲しいところだけど、先ほど書いたようにスピード感も大事なので、完全に5分経過するよりも30秒くらい前から行動を開始したい。(これは各々好きなタイミングを見つけてほしい)
麺はスープを大変よく引き上げてくれるもので、このカップ麺に実にパーフェクトにマッチした素晴らしい麺。すすり心地も良く、説明のとおり本当に生麺のようである。
具材をオミットするタイプ、最近の物価高の影響があるのかどうかは定かではないけれど、どん兵衛のように天ぷらを丸ごと無くすようなことでなければ、それほど悪いことではないと思ってはいる。
そして本作は具材を無くしたことが功を奏しているのかはやはりわからないけれど、そう簡単に作れるものではないであろうスープが確かに出来上がるし、300円以下という値段設定。であれば別に具材があっても良かったように思えるまである。あったら嬉しいのは薄いチャーシューと、玉ねぎ系の具材があると良かったかもしれない。
何度でも言いたい。旨いものを創るために何かを省くという行為は諸刃である。
しかし本作は具材が無いことは特に気にならないし、値段設定も良く、総じて美味い。またファミマルの力を思い知らされたが、私はこのカップ麺は評価不能とさせていただきたく。
天下一品を食べまくっていたら、あるいは鶏白湯というものにもっと経験と理解があれば、1文字のアルファベットを出せていたもしれない。
私にはこのとても複雑な味がちょっとどう言っていいものかわからないのだけれど、スープを全部飲まなければ勿体ないなと感じるほどの見事な一杯だったように思う、というのが率直なところ。
大変美味しく頂きました、ごっつぉーさんです✨
元の投稿:X(@DreamyCat_Miyu)
